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last update 2002.11.25 |
| 11月25日(月)自分自身の駄目さ。 |
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◆演劇コラムニスト・中西理氏のホームページ(こちら)で、僕と、僕の尊敬する上海太郎さんの対談が掲載されている。他にもいろんな舞台表現者のインタビュー記事が掲載されている。すべて、中西氏自身が直接話を聞き、原稿に書き起こした物だ。 ◆中西氏は、フリーの演劇コラムニストだが、自分でこういう企画を立てて実施してしまうところが、逆に僕ら演劇者からも興味深い。ダンス、ミュージカル、前衛、商業演劇、舞台表現のあらゆるジャンルの公演を、もの凄い本数見て、それらについて信じがたい量の評論文を執筆し、時には観劇者を集めて感想を語り合い、時には表現者自身に取材を試みて、また、すぐさまその取材内容を観客たちに公開して感想を問う。すべて自分の財布を使っての活動である。その活動歴の長さ、造詣、密度(そして投資額!)は、観劇者というより研究者の粋に達している。「いや私は研究者でなく観劇者」と本人は言い張るだろうけれど。 ◆以下、先週末から今日までの出来事。 ◆金曜日。 夜、劇団員に誘われて、とある若い集団による野外演劇を観劇するため、大阪・南港の波止場に出かける。僕ら自身の野外劇、その参考になればという下心もありながら、人気の少ない港をテクテク歩いて、照明で飾られた空き地へ。冬の夜、空の下、寒風に包まれ、毛布にくるまり、芝居見物。 ◆僕は狭い場所や寒い場所など、多少苦痛をともなう環境での観劇が、比較的、嫌いでない。その演劇が素晴らしい時、苦痛は体験を強烈にするスパイスですらあって、例えば唐十郎氏の芝居をテントで観る時、身を寄せ合って足腰を痛める僕ら観客は、自分自身がすでに演劇だ。……しかし、この日の観劇は、作品自体が幼すぎて、苦痛に芝居が負けてしまった。無念。 ◆土曜日。 自転車で街から街へと走り、友人たちの上演する芝居を2本観る。 ◆大学時代の後輩たちの上演した芝居は、大きな街の真ん中の劇場で、立ち見も出そうな超満員。僕の感想はちょっと複雑でうまく言えそうにもなく、楽屋にも顔を出さずに僕は劇場を出た。僕のまわりの観客たちは沸いていた。この芝居はきっと「あたる」だろう。そのことだけでも祝福すべきだった、と後悔しながら自転車にまたがる。 ◆もう一本。大学の外で劇団を始めてから知り合った友人の芝居。こちらは、自転車でゆけるぎりぎりの距離、3つほど隣街にある、小振りの劇場。彼女ら(女性ばっかりの劇団だ)の芝居はどこから観てもピカピカのオリジナルで、僕は喜んで楽屋に出かけ、「面白かった」と彼女らに告げる。 芝居によって態度を変えてしまった自分自身の駄目さ。それにヘコみながら僕はまた自転車を漕ぎ、家に帰った。 ◆日曜日。 2003年にKAVCで演出する芝居の出演者は、一般公募の中から選ぶことになっている。そのオーディションを、この日、昼から夕方にかけて行った。脚本を書く前にオーディション。心にひっかかる俳優をまずは選んで、そのあと、俳優を見ながら物語を紡いでゆくという試みである。欲張りな僕は、こういう場でも、「なんとかオーディションそのものが芝居にならないかなー」と考え、少し照明を使って、音楽も流してみたりする。いくつか、素晴らしい芝居も観ることができた。 ◆月曜日の今、昼過ぎ。 体調を悪くした妻が、朝から寝室で眠っている。外は雨で、窓の向こうは夕方みたいに暗い。僕はまたコンピュータに向かって脚本を書いている。 ※『惑星ピスタチオDVDBOX』なる企画が、アプリコットバスにて現在進行中! ここしばらくは、アプリコットバスを要チェック! まだ実現するかどうか微妙なとこだけど、かっこいいロゴとか見てるだけでも、なんだか燃える。 ※日記はなかなか毎日かけないけれど。趣味のコーナー『数行レビュー』、復活中。こっちは結構毎日、なんか書いてます。 |
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