last update 2002.12.02


12月1日(日)そこを青春物語に。

◆昨日。
北九州での芝居の出演者オーディションを行うため、朝から新幹線に乗って、小倉へ行く。東京への旅にくらべ、九州方面の旅は、雄大な景色が少ない。それが少し不満ではあるけれど、しかしやはり、鉄道を造ってくれた人たちには感謝せねば。かつては命がけで踏破せねばならなかったであろう旅を、僕らはふかふかのシートに座ったまま済ませることができる。
◆小倉の街には小雨が降っていた。オーディションには、脚本を書いた2人の作家も付き合ってくれた。ホンに込めた想いをききながら、応募者たちの演技を見て、そのあと選考。オーディションで印象に残った役者と、脚本上にある登場人物の数が合わない。こういう時こそ、新しい演出プランが生まれる好機である。僕らは頭をしぼり、ホンは全く変えずに、役者の数と登場人物の数の帳尻を合わせることに成功した。
◆今日、日曜の朝。
宿泊していたホテルをチェックアウトする際、同じく小倉へワークショップをやりに来ていた内藤裕敬さんが、同じホテルのロビーにいるのを見つける。来年、仮面劇をやろうと思ってるんですよ、真ん中に死刑台を置いて、と言うと、
「ほー。なんだかギリシャ悲劇みたいだな」
とからかわれる。なるほど、ギリシャ悲劇。しかし……
「しかし僕としては、そこを青春物語に持って行きたいんですよ」
内藤さんは、がはは、と笑った。


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※日記はなかなか毎日かけないけれど。趣味のコーナー『数行レビュー』、復活中。こっちは結構毎日、なんか書いてます。



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