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last update 2003.05.22 |
| 5月22日(木)普通の、古い音楽。 |
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◆シャトナー研のプロットを立てながら、僕は毎日ギターを弾いている。役者たちには、プロットが立つのを待ってもらっている。そろそろ皆、しびれを切らす時期になってた。 ◆自分で聴いても下手くそな僕のギター。でも音楽は、どんなに下手くそであろうと、自分で演奏する方がずっと楽しい。聴くよりも。するとしかし、僕の下手くそ演奏を聴かされる人たちは、一体どう楽しめばよいのか……? 合唱? ともかく、やっぱり、ちょっとは楽しんで貰えるよう、僕は真面目に練習しよう。 ◆今年は、バリー・マニロウの曲を何曲かやってみる。小学生の頃、僕が音楽の楽しみを覚える、そのきっかけをくれたシンガー・ソングライター。「アメリカの五木ひろし」なんて言われているけれど、僕はホント、10代前半の頃、ビートルズと井上揚水とアバと、そしてこの人の音楽があれば、他に文化は何も要らなかった。 ◆でも今まで、 「私もバリー・マニロウ好き」 なんて人、めったに会ったことないなー。ま、普通の、古い音楽だものね。 ◆昨日。 子供の頃住んでいた、川のある町へ、僕は出かけた。来年やるかもしれないミュージカルの相談を、その町にある劇場ですることになったのだ。打ち合わせ場所へ歩く途中、川にかかった橋を渡る。少し約束の時間には遅れていたのだけれど、せっかく橋の上を歩いたのだから、と思い、橋の上から川をのぞき込んでみる。 ◆その川は随分濁っていたけれど、なぜだか鯉がたくさん泳いでいて(鯉は水質の悪化に強いと聞いた)、のぞき込む僕の足下に、皆一斉に集まってきた。群がってきた鯉の密度があまりに高くて、川面がギザギザに波立つ。エサを求めているのか、皆僕にむかって大きな口をあけた。ほとんどは黒い野鯉だけど、少数、金色の鯉や白い鯉もいる。僕は思い出す。そういえば、子供の頃から、ここらの川にはこういう鯉の群がいつもいた。 「お金持ちの人がここで飼っているんだよ」 と子供の頃、よく聴かされたけれど……ホントにそんなことあり得るのだろうか? だって川なのに。 ◆夜。 シャトナー研のプロットの続きを考えながら、昼間見た、鯉のいる川を思い出す。子供の頃、あの街で感じたセンス・オブ・ワンダー(と言っていいのか)が蘇ってくる。 ◆幼い頃、僕はあの街で色んなものを見た。 図鑑に載っていない、鮮やかな赤と黒の、ウロコのないヘビを見た。 顔の真ん中に三角の穴の開いた老人が、路地を歩いているのを見た。 二度と見つけることのできない曲がり角を見た。 そういう、不思議なものと、僕らの日常は、本当は地続きだ。僕はそう思って、小学生が不思議な世界で戦う話を書いたこともあった。 ◆テレビを付けていると、相変わらずいろんな言葉が耳に飛び込んでくる。 「消費拡大」。そんなのホントにすべきなんだろうか? 「景気」。景気がいいことは「良いこと」なんだろうか? 「弥生時代が500年遡る」。学説が覆ることはそんなに大ごとなんだろうか? ◆アルジェリアでマグニチュード6.7の地震。僕らホント、争ってる場合ではない。 ※『週刊シャトナー研2003。』の詳細、発表しています。→トップページのシャトナー研のボタンからどうぞ。 ※西田シャトナー演劇研究所の“所員”募集始めました。これもトップページで。 ※日記はなかなか毎日かけないけれど。趣味のコーナー『数行レビュー』、復活中。こっちは結構毎日、なんか書いてます。 |
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