昔、大阪に、「ナムチェバザール」という名の、
素晴らしいバンドがあった。
民族ロック。
シタールとタブラとギターとベースと、そして日本語の詩。
90年頃、旗揚げしてまもない惑星ピスタチオ時代の僕たちは、
ナムチェバザールと友人になり、
一緒に何本もの芝居をつくって、
一緒にライブもやって、毎晩飲んで、夢を語りあった。
僕らはいろいろと、似ていた。
ナムチェは、やがて解散した。とても辛そうだった。
やがて惑星ピスタチオも解散した。辛かった。
実のところ、正式に発表できない理由もあって僕らは解散したのだけど、
不思議にも、ナムチェバザールも、とてもよく似た理由で解散していたのだ。
ナムチェのボーカリストの中塚芳生さんは、
今も「もえかす」というインディーズグループで、Nam-Namという名のボーカリストとして音楽活動をしている。
ナムチェの頃、彼が、平和堂ミラノに歌わせたくて作った曲がある。
実際、ミラノは何度か、ライブで歌った。
『緑の屋根に登って』というタイトルの、とても明るい、華やかなポップス。
ミラノは、いつも楽しそうに歌っていた。
私この歌大好き、と言っていた。
音源は残っていない。
今日、Nam-Namから知らせ。その曲のリメイク版が完成した、という。
http://www.sun-inet.or.jp/~ybt56253/、Nam-NamのHPへいけば、誰でも聴ける。
声はNam-Namだけど。ミラノが歌った歌なのだ。