last update 2004.06.30


2004年6月30日(水)
淀川のカッパ。



小学生時代の後半を、淀川周辺で過ごした僕。その頃の友人たちの中には、

「淀川でカッパ見た。絶対ホンモノだった」

って奴、何人かいる。生きてるのを見た奴はいないんだけど。決まって死骸なんだけど。乾いてミイラみたいになったの見たやつもいれば、昨日死んだばかりみたいな、ヌメっとしたのを見た奴もいて。皆、淀川の葦の原で見てる。皆、ひとめ見てカッパとしか思えない生物だった、って言う。

「絶対、他の生物じゃないぜ、カッパだぜ」。

小さな死骸だとカメくらい。大きな死骸だとチンパンジーくらい。
高校生になってから友達になった奴らにその話したら、別の小学校に通ってた連中も、

「おお! 俺も見たぜ」
「俺のツレが見たって言ってた」

って言い出して。聞いてまわったら、そういう話、凄く多いのだ。何人かで一緒に見たグループもいて、カッパ探すのが流行ってたって学校もある。
それがね、決まって僕らが小学校3年〜5年の頃の話で。ちょうど、毛馬の水門が建造されて、淀川の生態系が揺れたころなんだよね。70年代の真ん中くらいで。
それで僕、実際に、カッパみたいな生物が淀川にいて、それがその頃たくさん死んだんじゃないかなって思うのだよね。
あの頃の淀川の葦の原は、子供の王国で、大人は行かない場所だった。子供しか知らない、葦の原のジャングルの道がいっぱいあったのだ。



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