セミが鳴かなくなった。
夜が涼しくなってきた。
僕の大好きな夏が終わろうとしている。
夏の間に、あたらしい映画のプロットを仕上げた。
秋が来る前に、これを脚本にするのだ。
低予算でやれそうなアイディアのつもりだったんだけど、
プロット出来上がってみたら、
随分、お金がかかりそうな内容になっていた。
どうする? と、僕は考える。
やばいぞ、これじゃ、また製作にこぎ着けるの難航するぞ。
低予算ですむように、プロットを考え直そうぜ。
プロデューサーもきっとうんざりするぞ。
いやいや、待てよオマエ。
大予算のまま書こうぜ。
面白すぎる脚本に仕上げればいいじゃないか。
プロデューサーや出資会社が、
「金かかってもこれ作りたい!」
と叫ぶ脚本かけばいいじゃないか。
なるほど。
そうすることにしよう。
その方がずっと楽しいし、ずっと素晴らしい。
夏が好きならば、
夏が来るのまってばかりいずに、
自分が太陽になればいいんだ。