僕の男気溢れる友人は、
「もしもオレの女が誰かに殺されたら、オレは地の果てまで追いかけて、そいつを殺す」
と言う。いえー、君最高。2001年の秋、似たような考えの人々が摩天楼を炎上させるのを僕らは見たけど、君はあいつらそっくりだ。かっこいいぜ。
テレビのニュース番組で、子供を殺された可哀想な親が、
「死んで償って欲しい。かなうなら自分であいつを殺したい」
と犯人を呪う。わかるさ、僕も一緒に泣くよ。2001年の秋、似たような考えの人々が戦争を始めてしまったのを僕らは見たけど、僕らもあいつらになろう。
あれはあれ、これはこれ、それが僕ら日本人の合い言葉だもんね。僕らサルだもんね。理想は理想、衝動は衝動。
三菱が兵器作っても腹は立たないけど、欠陥車を作ったら腹立つぜ。
「死刑囚に対して、死刑が執行された」
やったぜ、なんてナイスな、上品な言い方だ。
「我々は死んで当然の男を今日殺しました」
って言わない知恵、僕らサルだからバッチリあるぜ。
さあ今日も飲みにでかけよう。カラオケで愛を歌うぜ。ご苦労、時給800円のバイトくん。僕ら人殺し仲間だぜ。