last update 2006.01.05


2006年1月5日(木)
何億年にもわたる無機質の。

◆2006年になって5日たった。
いつも青空の多い大須は、今日も晴れて、空が高い。

◆年末。
僕がどこに住んでいるのかわからない、という噂をこの1年よく聴いたので、
僕は珍しく年賀状をちゃんと作り、たくさん送ることにした。
僕も少しは元気にしていると、知り合いに知らせよう。

◆真っ白な年賀状を買いに行く。
プリンターのインクも多めに揃える。
気に入っている自分の写真を選び、文字を選び、デザインして。
これまでご無沙汰をしていた大勢の知り合いの名刺や年賀状を整理して。
住所を、PCに入力、入力、入力。

◆持っている名刺が何年も前のもので、今の住所がわからない知り合いがいる。
名前を見ても、なんてこった、どういう知り合いなのか思い出せない相手もいる。
ああ、みんなどうしているのかな(いや僕の方こそね)。
この人誰だっけ(まさか僕の方もかな)。
そう思いながら、なるべく頑張って整理する。

◆全員に出せるわけではないので、とりあえず200人くらいの知り合いに出そうと決めて。
住所をプリントして。
「また、よろしく!」
とか、簡単な挨拶も記入して。

◆僕はそれを、深夜の郵便局に持って行き、眠たそうな郵便局員に、
「お願いします」
と言って手渡した。
クリスマスには間に合わなかったけれど、大晦日にはならずにすんだ。

◆ただ、それをしただけで。
なんだか僕の中、年末年始にけじめがついた。
あんなにも穏やかな気分で除夜の鐘を聴いたのは、人生40年ではじめてだったかな。
あんなにも真っ白な気分で正月の朝を迎えたのも、はじめてだったかな。

◆いつも青空の多い大須は、元旦の朝もとても晴れていた。
青い空、その美しさを、僕はいつ見ても胸締め付けられる。
人生に幼年期があり、青春期があり、老年期があると、僕らはうっかり思ってる。
だけど本当は、まるごと青春時代なのだ。
何億年にもわたる無機質の時代の中、君らが生きる人生は、貴重な貴重な一瞬なんだと、
空が僕に話してくれる 。

◆正月をまたいで、僕は『巨獣』の脚本を書いている。
まだプロットをこねている段階だけれど。
試しに冒頭の部分は、実際の台詞を書いてみたりもした。
きっと、素晴らしい、美しい、胸躍る脚本にしてみせる。

◆今年、僕は何をしようかな。
名古屋で芝居をたくさんしよう。
仲間を集めよう。そしてなにより、大きな4年間にわたる計画の2年目だ。
しっかり準備を進めるのだ。



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