last update 2006.07.23


2006年7月23日(日)
僕には安らぎを与えているこの雨が。


◆深夜。真っ黒な窓の外で、雨が静かに騒いでいる。
僕はキッチンで、PCを広げ、文章を書いている。
遠い街では、この雨が人の家や命を奪っている。
僕には安らぎを与えているこの雨が。

◆『宇宙猿』。
4日後、初日の幕が上がる。
俳優の演技は、細部を詰める作業に入っている。
本番前に、この「細部を詰める作業」に入ることができることは、僕の場合、めったにない。
ともあれ、稽古場での稽古日程は全て終わり、明日から僕らは劇場に入る。
さらに稽古を続け、舞台装置を組み、明かりを吊るす。
小道具作りと音作りは、時間との戦いになった。
間に合うかな。間に合うさ。

◆西田シャトナー演劇研究所。
『宇宙猿』に出ていないメンバーたちは、『宇宙猿』を横目で見ながら、自分たちの稽古を始めた。
9月に、シャトナー研公演を打つことを決めた。
『宇宙猿』の本番で配るチラシ束の中に、告知チラシを入れることにしよう。
間に合うかな。間に合うさ。

◆一昨日、金曜の深夜。
僕は難波へ出かけた。
8月にやる、よしもと新喜劇の若手メンバーの芝居を、演出することになったのだ。
演目は、『小林少年とピストル』。
93年に惑星ピスタチオでやった芝居だ。
もう14年前の作品になるのか。
たしか、一週間で書いたっけ。
テーマもなにもない、ただただ軽い活劇だけれど、好きな作品だ。
それを、よしもとの10年選手たちで。
好きに演出していいと言われたので、遊園地でのチェイスシーンなど、手始めに演出してみた。
コーヒーカップや、鏡の部屋での追いかけあいを、舞台装置なし、俳優の肉体だけで。
深夜から、朝6時までの稽古。
よしもとの若手芸人は、「なんやコレ、おもろい!」と興奮していた。

◆窓の外、雨が騒ぐ音の向こうで、遠く救急車が走っている。
あと数時間で、僕は劇場へ行く。



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