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◆昨日、火曜日。
東京で、僕の芝居を原作にしたアニメ作品の会議に出る。
僕の原作を大きく膨らませて、しかも作品の核心の部分を失わず、プロジェクトが進んでいる。
僕は今、とてもうれしい。
◆会議のあと、今放映中のテレビアニメのアフレコ現場を見学する。
なんて面白いんだ。
声優の演技の熱さ上手さ、ハイクオリティさに驚く。
アフレコのためだけにつくられた、コンテを撮影しただけの映像が、
これがまた、自主映画フェスティバルとかなら軽々とグランプリを獲りそうな面白さ。
◆また、いつものように反省する。
僕ら演劇人が、自慢げに言うあの言葉を反省する。
「演劇は、生で見てこそ、素晴らしさがわかる」
ばかばかしい。
どんなものだって、ナマで体験すれば、凄いんだ。
できの悪いコロッケでも、揚げてたては美味い。
大してオリジナリティのない曲も、目の前で演奏されたら感動する。
「ナマで見てこそ、素晴らしい」
ってのは、自慢になんかなりはしないんだ。
それは、ナマでしか鑑賞に堪えないという、敗北宣言ですらあるんだ。
◆冷めても美味いコロッケを、
録画表現の人たちは作らねばならないんだ。
冷めても美味いコロッケは、揚げたてならば、超美味なんだけれど。
でも、たくさんの人に届けるために、
アニメの人たちは、冷めても美味いコロッケを作ってる。
◆僕の演劇は、冷めても美味いか?
僕の人生は、死んだあとも誰かを動かすか?
僕は自問する。
「もちろん」
そう答えられる作品を、作ろう。
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